インプラント
Implantインプラントとは?
チタン製の人工歯根(インプラント体)を歯を失った箇所の顎の骨に埋め込み、そこにセラミックなどでできた人工の歯を取り付ける治療方法です。
ブリッジのように残った健康な歯を削る必要がなく、入れ歯に比べ自然な噛み心地や見た目を再現できるので、食事や会話もこれまで通りに楽しむことができます。
インプラントを詳しく説明します!
現在広く普及している歯科用インプラント治療は、ペル・イングヴァール・博士が1950年代にチタンと骨が結合する現象オッセオインテグレーションを発見したところから始まり、1960年代に現在主流となる純チタン製インプラントを臨床へ応用。その後世界中で研究、改良が進み現在へ至ります。
そのためインプラント治療は新技術で失敗の多い治療と思われがちですが、長い歴史とエビデンスに裏付けられた治療と言えます。
日本国内でも1980年代に臨床応用が始まり30年、40年経過症例が多数存在します。
歯が何かしらの理由で無くなってしまった場合、入れ歯を作成するか、他の歯が残っている場合は歯を削ってつなげた被せ物(ブリッジ)を作成するしか方法がありませんでした。
これらの方法は他の歯へ負担を肩代わりさせることが多く、残っている歯を傷めやすくなります。
歯が無くなって、他の歯に負担させて、また歯が減って、を繰り返すことにより最終的に総入れ歯になってしまう可能性も出てきてしまいます。
入れ歯では取り外しが面倒だったり、味が感じにくかったり、歯ごたえがある物が食べにくい、見た目が良くない、ブリッジではかぶせ物の下側に汚れがたまりやすい、清掃方法にコツがいる等の欠点もあります。
インプラント治療は他の歯へ負担を掛けずに食事のしやすさを回復させる事が出来、見た目も比較的自然で、いくつか注意事項はありますが管理も普通の歯と同じように行えます。
また他の歯に負担を求めないことにより、結果的に他の歯を守る役割もあります。
しかしインプラント治療は従来の治療と比較し優れている部分は多々ありますが、人が作った物である以上、永久的に持つかといわれるとそうとは言えないのが現状です。
インプラント治療の10年生存率は95%程度と言われています(入れ歯は50%、ブリッジは90%程度)。
建物や乗り物のように、定期的に検査やお手入れをしてあげないと傷みやすくなりますし、特に口の中は熱いものは40~50度の物、冷たいものは0度の物、常に多湿で細菌が多数いるとても過酷な環境です。
その過酷な環境下で自分の歯のみならず、インプラント治療を長く保たすのは至難の業です。
歯科治療全般に言えますがインプラント治療はやって終了というものではなく、その後が本番です。
そのため当院では、年数回の定期検診をお勧めしています。
院長のインプラント治療に対する考え
私は大学で10年間インプラント治療に従事させて頂きました。
経過良好な方もたくさんいらっしゃいますが、大学の特性上問題が起きてしまった方もたくさん診てきました。
大学の生活を通して基本的なインプラント治療から問題が起きた方の対応策も多く勉強させて頂きました。
それらを踏まえた上で、私は問題が起きた場合のことも考えてインプラント治療を行うよう心がけております。
もちろん問題が起きない様に万全を期して、全力を持って治療に当たらせて頂きます。
もしどこかでインプラント治療を考えられている場合、以下をどうぞご検討ください。
インプラント治療における
検討のポイント
- ● 使われているインプラントメーカーは広く普及しているものか(治療を受けた病院へ通院できなくなっても、他病院が対応できるシステムか)
- ● その患者さんの10年、20年後を想定した治療か
- ● 患者さんのライフサイクルの変化に対応できる環境が整っているか
- ● 問題が起きた場合の引き出しを備えているか
自分の歯がその人に一番適した素材です。
自分の歯をいつまでも健康に長持ちさせるためにも、インプラント治療を含む、行った治療がいつまでも長持ちさせるためにも、是非定期健診をご検討ください。
また他院で行われたインプラント治療の対応やセカンドピニオンなども随時受け付けております。
何かありましたら気軽にご相談ください。
当院のこだわり
当院では、インプラント専門医の院長が、こだわりをもってインプラント治療を行っています。
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こだわり01
世界的なメーカーのインプラントを
使用していますインプラントはさまざまなメーカーから作られており、当院では「世界三大インプラントメーカー」といわれるストローマン社製のものを使用しています。世界的にもシェア率が高く、安全性も高いと判断しています。
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こだわり02
後々のケアも考えた
インプラント治療を行いますインプラントも、人が作った人工物です。車や家のように定期的にお手入れやケアをしないと、長持ちしません。喜田歯科医院では、行った治療が長持ちしやすいように、治療を行っています。また、定期的にレントゲンを撮影したり、かぶせ物を外してインプラントの状態が正常かどうかの確認もしていきます。
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こだわり03
他院で行ったインプラントの
相談、対応、治療も行います様々な理由でインプラント治療を行った医院ではなく、他の医院で治療を継続することもあるかと思います。当院では他院で行ったインプラント治療もしっかりと相談、対応、治療をさせていただきます。ぜひご相談ください。
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こだわり04
しっかりとお話を聞き、患者さんに
よりそった治療を行いますインプラント治療を無理にお勧めすることはしません。インプラント治療は、患者さんの最適な治療に対する1つの選択肢として提示いたします。
一生涯お付き合いできるお口の中を
一緒に考えていきましょう!
ご相談はこちらから
院長の実績/資格などについて
経歴 | |
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2005年4月 | 東京歯科大学入学 |
2011年3月 | 東京歯科大学卒業 |
2011年4月 | 東京歯科大学千葉病院 臨床研修開始 |
2012年3月 | 東京歯科大学千葉病院 臨床研修修了 |
2012年4月 | 東京歯科大学大学院歯科研究科 口腔インプラント学専攻 入学 |
2016年3月 | 東京歯科大学大学院歯科研究科 口腔インプラント学専攻 修了 歯学博士の学位受領 |
2016年4月 | 東京歯科大学千葉病院口腔インプラント科 レジデント |
2018年4月 | 東京歯科大学千葉病院口腔インプラント科 助教 |
2020年3月 | 東京歯科大学千葉病院退職 |
2020年4月 | 喜田歯科医院継承 |
所属・資格 | |
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日本口腔インプラント学会 専門医 | |
日本顎顔面インプラント学会 | |
日本歯科補綴学会 | |
歯学博士 |
インプラントの治療法
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1検査と治療計画 インプラント治療は外科手術なので、まず精密検査・カウンセリングが必要です。 全身状態の問診 お口の型取り、レントゲン・CT撮影のほか、顎・骨の検査 結果を基に、治療の可否判断、治療計画の立案をいたします。
相談 3,300円(税込) 検査 11,000円(税込)
(問診・パノラマ・模型・口腔内写真など)
※当院で治療中の方は必要ありませんCT撮影・診断 11,000円(税込) -
2初期治療 インプラント治療の前にはむし歯・歯周病、そのほかの口腔疾患があれば治療し、必ずお口全体を健康で清潔な状態に整えてから手術を行います。
インプラント治療の種類
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3人工歯根(インプラント体)の埋入 当院では、伝統と歴史のあるスイスのストローマンインプラントを使用しています。
※1本220,000円(税込) -
4アバットメントの装着 ※55,000円(税込)
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5人工歯の型取り、仮歯の装着 ※55,000円(税込)
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6人工歯の装着 ※110,000円(税込)
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7メインテナンス ※1回 1,100~5,500円(税込)
メインテナンスの重要性
インプラントは耐久性があるので長期的に使用できます。
しかし、被せ物や入れ歯にも言えますが長く保つにはご自身での丁寧なブラッシングと、
歯科医院での定期的なメンテナンスが欠かせません。このどちらかが不足してしまうと、せっかくの治療が長くもたなかったり、再治療になってしまう可能性があります。
治療と同様にメインテナンスも継続し、いつまでも食事や会話を楽しめるようにしましょう。